壁紙を貼る糊について
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住まいを創る時に内装の仕上げ材として使われる壁紙がある。
名称は紙であるがそのほとんどはビニールだ。
その素材自体は紙でもビニールでも特に問題にはならないが、問題はそれを貼る時に使う糊である。
知っている人はすぐにわかると思うが、糊と言えば『 でん粉 』である。
ところが、でん粉だけで作った糊はよくカビが生える。
そこでいろいろな材料(防腐剤)を合わせて糊を作るのだが人間にとって有害なものが結構入っているのをあなたは知っているか?
敏感な人はすぐにわかると思うが、シックハウス症候群を引き起こすとされているホルムアルデヒドがその代表である。
昔は、引渡し前の閉めきった新築の家に入ると息苦しく、目から涙が溢れだすような、今思えばすごい家をつくっていたと反省する。
今はどうかというと、その成分が少なくなっただけでF★~F★★★★という基準をつくり、ホルムアルデヒドの発散量で安全性の評価をしている。
ところがF★★★★というのは、ホルムアルデヒドを含んでいる、
と証明しているようなもので本当に安全な製品は、表示対象外なのである。
弊社はF★★★★の材料しか使いません。
と言っている住宅会社がほとんどだけど、本当にあなたの健康を真剣に考えて家づくりをしている会社であれば、 内装材にF★★★★を使用しない、
という考え方なのは私だけだろうか。